床材にはフローリング、カーペット、畳、コルク、タイルなど様々な種類があり、材質や構造によってイメージだけでなく感触や機能性も変わってきます。
一般住宅で最も普及しているのは、複合フローリングというもの。一枚板でできているのではなく、合板の上に化粧用の薄い天然木が張ってあります。材料費は1㎡当たり5000円前後~。工賃も含めて6畳床をフローリングにするとおよそ12万円~。手入れがラクで、温度変化によるゆがみがほとんどなく、施工も簡単です。それ対して単層フローリングは、無垢の板一枚。やや高価(1㎡当たり9000円前後~)ですが、その分、耐久性があり、年月が経つうちに風合いが増し、キズさえ味わいになっていきます。最近の自然素材志向の高まりで、無垢の単層フローリングに関心を寄せる人が増えてます。
大理石、タイル、テラコッタも人気が高まっています。大理石は高級感や重厚感に加え、夏はひんやり、冬は暖房によって温まりやすい性質があるのでリビングの床に使われることもしばしば。光沢のある白っぽい色なら、光の反射率によって、空間を広く見せる効果があります。お手入れは水拭きだけ。もちろん高価ですが、無垢のフローリング材と変わらない価格のものもあるので、玄関などで一度検討してみるといいでしょう。
コルクは、弾力性と断熱性があり、重ね張りすれば防音効果が得られます。耐久性こそ低いものの、価格はリーズナブルで、子供部屋にぴったりの床材といえます。水分がしみ込みにくいので、水回りの床にも使えます。
テラコッタは、釉(うわぐすり)を使わず土のみで焼かれた、スペイン伝統の素焼きの総称です。ガーデニングやイタリア料理店では、すっかり定着。しみ込んだ水分によって割れやすいのが難点ですが、実は湿気や雨量が多い日本で使われているものの大半は「テラコッタ調」。つまりテラコッタを模した通常のタイルなのです。このテラコッタタイルは釉を使っているだけあって丈夫で、キッチンに明るい雰囲気を出したいときに最適です。
予算に余裕があればリビングに床暖房を考えてみてはいかがでしょうか。ざっと40万~60万円ほど。頭寒足熱で人の身体に最も理想的な暖房法であり、ホコリがたちにくく、喘息やアレルギー体質の方にとっては優しい空間となります。 |