家をリフォームしたら良いことが起こるようになった、という話はめずらしくありません。一方、迷信にとらわれて大金を費やした家でトラブルが相次ぐケースもあります。
そんな家相といえば風水です。1990年代半ばからテレビや雑誌で取り上げられるようになりすっかり定着した感があります。環境からの影響を体系化した学問が「中国風水」であり、古来より貪欲なお金持ちが目的や欲望を確実に叶えるために、伏して伝られてきました。ところが日本の風水事情は中国の風水のものとは、かなりかけ離れたものになっているようです。
「西に黄色いものを」実践している人も多いことでしょう。でも、それは日本人が都合の良いようにアレンジしたもの。方位と色が主体になっていますが、本来は違うのです。
古来から伝わる真の中国風水とはどんはものか。まず大別して「巒頭(らんとう)」と「理気(りき)」の二つの要素で構成されています。巒頭とは風景・地形・間取りなど目に見える有形のもので判断します。理気は、家や門の向きと時期。重要度の割合は巒頭が80%、理気20%。つまり方位よりも見た目にこだわった方が、はるかに効果的なのです。日本の風水は要となるはずの巒頭がおざなりにされ、方向だの、グッズだの、へたをすると占いに近い感覚で紹介されています。もはや家相というよりエンターテイメント。
そこで、リフォームの観点から、中国風水のイロハを前編と後編に分けて簡潔にまとめました。もっとも効果的で、気軽に実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。 |