インテリアコーディネーター(IC)の資格制度が発足して20年以上が経ちます。発足当時に比べて、ICの人数は増え、社会的にも認知されるようになりました。でも、具体的にどんな仕事をしているのかよく分からない、という人も多いのでは?
財団法人インテリア産業協会によると、ICとは「住む人にとって快適な住空間を作るために適切な提案を行うプロフェッショナル」とあります。確かにICの仕事はこの言葉どおりですが、どうも漠然として分かりづらいですよね。
ICの仕事は新築、リフォーム問わず、住まいに関するあらゆる側面において密接な関係があります。ホテルや店舗の商業施設、病院や福祉の公共施設からも仕事の依頼があります。家具を選んだり、色を決めたり、照明を効果的に配置したり、ときには新商品の開発に携わることもあります。住む人がより便利に、快適に暮らせるように工夫することがICの仕事だといえます。それだけに美的センスはもちろんのこと、建築学、心理学、人間工学といった幅広い知識が要求されます。しかもトレンドは常に変化し、規制も変わりますから、社会全体にアンテナを張り巡らせていなければなりません。
ICを採用する企業は、主に住宅メーカーや設備メーカー、建築事務所など。社員として経験を積み、フリーとして活躍しているICもいます。私もその1人で、公平な視点でお客様に提案できるのがフリーの強みだと思います。例えば家具選びは家具屋さん、キッチンやトイレのリフォームならそれぞれメーカーのショールームへ足を運ぶのが普通ですが、それを総合的に相談できる窓口はなかなか見当たりません。メーカーは自社製品のメリットばかりを強調し、他社製品と比較したデメリットにはあまり触れたがらない。フリーのICなら客観的に判断でき、お客様のニーズに最適なプランが提案できます。 |